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オールドブロニカン!

世の中にカメラ好きはおおけれど、自分で自分の夢のカメラを形にした人はそうはいない。
ざっと思いつくところ、有名どころでは持ち運びが苦にならない小型カメラを形にしたドイツはウェッツラーのオスカーバルナック。
カメラの名前は『ライカ』、これはみんなが知っている!

次に時代は前後するがそのライカⅢfで写真を撮ることから、当時の一眼レフの大きく・重い・うるさいを追放する、小型・軽量・静音の一眼レフを作ったオリンパス工業の米谷氏。
カメラの名前は『OM-1』かのライカから商標でクレームまで来たとの事。

最後に今回取り上げた、理想の中判カメラを作ろうと家業のコンパクトやライターで儲けた資金を惜しげもなくつぎ込んだ、当時のスウェーデンの高級カメラ・ハッセルブラッドを向こうに回した吉野善三郎氏。
カメラの名前は氏の名前とブローニーフィルムから『ゼンザブロニカ』
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これは数あるゼンザブロニカの中で、最も成功したゼンザブロニカS2型。
装着レンズはブロニカにレンズを供給した数少ないサードパーティメーカーの中でも定評のある、コムラーの50mm広角。
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35mm画角に直すと28mm相当

少し大きく重く、そのシャッター音はまるでカメラが分解するのかと思うくらい大きいけれど、なぜか写真を撮りたくなるカメラである。ちなみにサイズは6×6の真四角写真が撮れるのだ。

最近の真四角写真繋がりで2度目の登場と相成った。

by e-leitz-yasu | 2008-10-14 23:15 | クラシックカメラ