魅惑のスーパーアンギュロン!!
ああ、欲しい!
心底このスーパーアンギュロンが欲しい!
私がM3を手に入れてしばらくした頃、カメラクラブの大先輩のお宅に数人で招かれてご馳走になる機会を得た。
その時、山とある珍しいトロピカルカメラや(木製乾板カメラ・1台100万を越えるもの等があった。)ハッセルならSWAから1600F・500C/M、またまたSWC/M等、ライカであればバルナックA型からMライカ・・・等々散々拝見した。
まさにヨダレ物ばかり・・
他にも珍しいカメラに圧倒されて良く覚えていないが、そこにあったのである、このスーパーアンギュロン!
『使ってみる?俺まだ使った事ないから、撮った写真見せてな。』
それもありがたいことにライツの20mmファインダー付でお貸しくださるとの事。
早速、件のM3に装着して撮って見た。
最初は21mm広角が面白くファインダーをのぞきながら、広角描写を強調するアングルで撮っていた。
しかし、1本目のカラーネガのプリントを見て、このアンギュロン21mmf3.4の写りにやられてしまったのである。『チョー気持ちいい!』
俗にビオゴンタイプと言われる対称形レンズの抜けの良さはなんと素晴らしい!
しかし悲しいかなサラリーマン!おいそれと買えるものではない。
色々調べてカラースコパーの20mmなど考えたが、対称形の元祖であるロシアはルシノフ博士の設計したルサールを手に入れた。
このレンズなくしてビオゴンもアンギュロンも生まれ得なかったわけだから、いわば対称形超広角レンズのプロトタイプである。
これで充分満足していたが・・
久しぶりにスーパーアンギュロンで撮った写真を見るにつけ、やっぱり欲しい!!
ダメだこりゃ!
by e-leitz-yasu | 2008-08-22 22:42 | 写真