風土病Ⅱ・・・RetinaⅡc with retinaXenon50mmf2.8
風土病のⅡである。

まぁこれも年季が入っている(笑
ドイツコダックが製造したRetinaⅡcだから、所謂オリジナルRetinaより一回り大きくなったボディ自体もラウンドシェイプしたがファインダーは小窓タイプのカメラである。
特筆すべきはこのカメラに装着されている開放値を少し抑えた50mmf2.8のXenonレンズで、このレンズはドイツシュナイダーの中でも最上の部類で、方々のレンズテストでも・使用感想でも悪い評判を聞いた事がない。皆ベタほめなのである。
しかし、当時のレンズコーティングは現代ほどのレベルに無いから斜光・逆光にはレンズフードがあるほうが好もしい。
無くてもこのカメラ販売当時は順光で撮るのが極めて普通の事であり、スプリングカメラにより開けた前フタがある程度の遮光効果を発揮する。
それでもこうした純正のフードがあると知るだけで欲しくなるのだから風土病もここに極まれりなのである。
いや、講釈は必要ない。
早速このカメラの写りを見せてみろの声がするが、撮ったフィルムも写真も見つからないので今日はこの辺で失礼する(笑
いずれかの機会にフィルムが見つかるか、フードを装着して新たに取り直してからもう一度発表する事にするので気長にお待ち願いたい。
by e-leitz-yasu | 2012-08-14 14:21 | クラシックカメラ