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ポジ・・・Rollei35S with RolleiSonnar40mmf2.8HFT

アナログフィルムにはネガフィルムとポジフィルムの別がある。
一般でよく見ると言っても昨今はデジカメ主流となっているので一概に言えないが、少し前まで主流の一般人が使用していたフィルムはネガフィルムである。
つまりフィルムをすかしてみても陰陽が逆転しており、印画紙にプリントしなければ絵としてうまく見えない物である。

それに対してポジフィルム
このフィルムは現像した時点で、フィルムをすかしてみると絵として見える。
簡単に言うとスライドプロジェクターで光を透過してスクリーンに映し出す事が出来るスライドフィルムと言った方が分かりが早い。
ポジ・・・Rollei35S with RolleiSonnar40mmf2.8HFT_c0160387_801779.jpg
ポータブルライトボックスに置いたポジフィルムとルーペ

この違いから、ネガフィルムは陰影が濃い方がつまりオーバー露光の方がプリントの時焼きこみ(光を当てやすい)易く、画面に奥行きを出す事が出来る。
対してポジフィルムのプロ使用が多かったのは印刷媒体に取り込み易かった事と、露出にシビアな面があったからである。
そのポジフィルムと言うと下からの透過光を透して見るため、フィルムはアンダー露光の方が調子が出る。
また、ルーペで見た感じもこのほうが奥行きが出る。

だがしかし、それぞれの適した露光を与えたとしても、安物のフラットベッドスキャナであれば調子が出ずに苦労する。
やはりフィルムスキャナは少しまともなものを買う方が良いのだが・・

by e-leitz-yasu | 2010-06-08 08:12 | 写真