スナップ・・Kodak Retina 1 with KodakAnastigmat Ektar
先日のスナップの続きである。
写真関係の本を読んでいると、スナップの極意は何か?等という事が書かれていたりする。
中には、アベイラブルライト(自然光)でのみ撮影する事なんてのや、キャンデッドフォト(相手にさとられずに撮る事)なんて事が書かれている。
しかし、いまや先日も書いたがキャンデッドフォトは非常にやりにくい。
さらに代表的なのが
本当にカメラを斜めにして写真を撮る事を言うのでは無く、広角レンズをつけたカメラで撮影対象に一歩踏み込んで撮る事を言うのではないかと私は思っている。
撮影対象に一歩踏み込んで撮る。これがなかなかできない事で、相手が人物であればなおさら難しい。
かといって静物・建物にしてもなぜか人は一歩ひいてしまうのである。
それは対象の全体をフレームの中に収めようとする気が働くからではないか?
思い切って画面からはみ出るような構図を狙ってみるのが面白いと思うのだが・・
戦争写真を戦場スナップとするならば、キャパしかり・澤田教一・一之瀬泰三等は対象に一歩踏み込んだから臨場感あふれる写真が残せたが、それが故に命までも差し出すハメになったのである。
事ほど左様にスナップの極意というものはタブーが無く、また奥が深いものなのである。
by e-leitz-yasu | 2009-11-10 08:16 | 写真