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掘り出し物・・OLYMPUS 35RC with E.Zuiko42mmf2.8

先日日本のオスカーバルナックことオリンパスの米谷美久氏の訃報を痛む記事を掲載した。
今日はそんな氏に導かれるように手に入れたカメラの話をご披露しよう。
掘り出し物・・OLYMPUS 35RC with E.Zuiko42mmf2.8_c0160387_22582567.jpg
知る人ぞ知るオリンパス35RC である。

氏の手がけたハーフサイズカメラのPENとさほど大きさの違わない35mmフルサイズの名機である。
本日カメラに貼ってある値札によって手に入れたものである。

今日たまたま仕事の都合で心斎橋へ出かける事があった。
あいにくアポイントの相手の都合により30分ほどの時間が空いたので、待ち合わせの場所近くにある『カメラのナニワ』に寄ってみた。そこで出会ったのである。

最初いつものように(これは某カメラクラブ例会後に訪れた時のようにを意味する、念のため)ウィンドウに並べられた中古カメラを見て行って、ジャンク棚まで行った時の事。
シミの浮き出たようにメッキの浮いたかわいそうなペンタックスSVや、もう今では動いても動かなくても興味のわかないプラスチックのコンパクトカメラ達とプラスチック外装のAFレンズが無造作に積まれていた。

さして興味もなく写真集でも見ようかと思った時に一台の金属外装のコンパクトカメラの後姿を見たのである。
ひっくり返してオリンパスの35シリーズである事を確認して、これがマニュアルでも使用できる35RDであれば・・
『んっ!?』『シャッター速度ダイアルが付いている?35RC?値段は1,050円?とにかく買おう。』

レジでお金を払って、店員さんにこれはマニュアルで使用できるよね?ええ、できます。オート兼用ですよ。
それじゃ一応電池を借りて確認してもいいですか?
で電池を入れてもらいながら、確かこのカメラは電池接点腐食でオートは効かなかったはずですよ。との言葉
そりゃそうだ。

でも電池を入れて店員さんが店内のあちこちにレンズを向け、なかなかこちらに渡してはくれない。
『お客さん、ちょっと引っ掛かりがあるけどオートもいけそうです。こりゃ当たりですよ。』

かくして中途半端な43.5mmのkenkoフィルターのおかげでレンズも綺麗なこのカメラが今日私の手元に来たのであった。ちなみに距離計もOK!アタリなし。

本来ならば16日に予定している、米谷さん追悼撮影会で関バルの仲間に披露すべきところ 嬉しくてブログで先に発表である。4群5枚のE.Zuikoに期待が高まります。

ちなみにこのカメラ愛称は『リチャード』と公式H.Pに載ってます。なぜ?

by e-leitz-yasu | 2009-08-06 23:37 | クラシックカメラ