地方自治体・・OLYMPUS PEN-F with F-Zuiko-S 38mmf1.8
気象関係で、過去に類を見ない・記録が残る中では最大の・異常気象などという文言は今では日常茶飯に見聞きする。
それほどこの地球環境が激変している事を実感する事は無い。
今朝の新聞にも中部太平洋に浮かぶ海抜2m以下で暮らす住民が大半の『キリバスしょ島』の男性が、これ以上の地球温暖化による海面上昇では暮らせなくなると移住先のニュージーランド政府に難民申請したが却下されたとの記事に接した。
キリバスしょ島というよりは『ツバル』を含む諸島としたほうが通りが良いかもしれない。
そんな異常気象が常態化してもはや気候変動を通常気象と受け入れなければならない程の現代である。
先の台風26号の爪あと生々しい伊豆大島の惨状を見るに付けその感を強くする。
また、これほどの被害拡大を引き起こしたものとしては、地方自治体の防災感覚のずれに起因する事も無縁ではない。
どうしても前例を範とする対応を良しとして、時代の変化への柔軟な対応に遅れるのである。
ただ、役所が変わった事をしてそれが今回の台風に関し、早めの判断で避難勧告を出し、結果は何も起こらなかったとしたら必ずその役所の対応に文句を言う市民がいるのも事実である。
1億数千万人もの人間がいれば色んな人がいて色んなことを言う。
自分で判断せず人の言う事を鵜呑みにして、例えそれで直接的な被害を被っていないとしてもだ。
少なくとも自分は文句を言う前に自分としての判断基準に照らして、自己責任の範疇で判断したい。
最近仕事で自治体へ行く事は多いが、その建物・机などの備品は誠に使い込まれていると言うよりは圧倒的に古い事が多い。
これもうかつに新しいものに替えると市民から何を言われるか判らない事に起因する。
いわゆる税収は住民サービスに使用して然るべきで、公僕たる職員サービスに使用するのは許さないとする考えだろうが・・
確かに民間企業からするとお役所仕事とはよく言ったもので、部署によってはのんびりしている事も否定はしない。
しかし、民間企業では顧客満足度向上運動(CS)と共に、社員満足度向上運動(ES)もあるのである。
職員の能力向上を基盤とした職員削減を中期総合計画として取り組んでいる自治体も多いことを考えて、使い込む事で味の出る道具と、古くなると効率・不便になる道具とは分けて考えたいものである。
それは残って業務に従事する職員には真の住民サービスとなるスピードと判断・責任をを求めるのなら快適に仕事に没頭してもらいたいからである。
最後に役所に行くと何の必要からか?首を傾げるほどに住民でにぎわっている事にいまさらながら驚いているのである。
by e-leitz-yasu | 2013-10-19 08:43 | クラシックカメラ