内懐・・Primo JR with Topcor6cmf2.8

一昨日のノーベル賞・医学生理学賞を日本人のしかも大阪出身・京都大学IPS細胞研究所所長である山中氏が受賞の報
いずれは間違いが無いと思われていたが発見から6年のスピード受賞であると言う。
これまでは人類に寄与する業績を上げてもずいぶんと長い待ち時間を要していたのである。
何故それほどの待ち時間を要していたかと言うと、癌の原因因子がウィルスとした発表にノーベル賞を贈り、実際は間違いであったと言うような過去の経験から自然科学分野では評価の定まるのを待ってから贈るようになったからである。
同時受賞のガードン博士に至っては1962年のカエルのクローン誕生と言うから半世紀の待ち時間である。
だが今回は間違いが無いほどの実験結果が、医学の進歩の後押しをした形である。

また一方、かの大陸では自然科学分野のこの賞の受賞が無いことを嘆いて、中国版ツィッターで『教育のあり方を見直すべきだが、日本にしてやられた』との書き込みがあったそうだ。
こういった研究自体は競争するものでもないが、論文発表による成果の発表をする事には先手主義的な意義がある。
同じく、今回この山中氏をはじめとする京大の研究所がIPS細胞の作成過程を特許出願している事に対しても大賛成である。

いやそれは、成果の独り占めではなく、悪意ある大国の(これはかの国をさしての言葉ではなく・・)横取りによる特許出願による成果を独占する事による有効活用を妨げる危険を回避しての事だからだ。
これからこの技術が広範囲で開発されて、今まで難病とされてきた病気の原因特定・特効薬の開発となればこれほど喜ばしいことは無い。

だがここまで書いてきて、寿命が延びることが果たしてよいのか?
矛盾した考えが頭をよぎる。
医学のこれほどの進歩なくして、これほどの長寿命社会は生まれてはおらず。
そのおかげで産業偏重・経済優先・豊かさを求める代わりにかけがえの無い地球を壊しているようでもある。

な~んか、最後は哲学的になってしまった。
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私のブログに頻繁に登場する川砂運搬船である。
その内懐はこんなにも大きいのである。地球の懐も大きいがおろそかにするととんでもないしっぺ返しを食いそうだ。
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by e-leitz-yasu | 2012-10-10 20:46 | 写真