レチナ・・retina118 with kodak Anagstigmat50mmf3.5

Retina type118
昨日今年最後のカメラクラブ例会で手に入れたカメラである。

いや買うつもりは無かった。
なぜなら貼り皮は摺れてささくれレンズボード部分の出っ張り部分は破れ、KODAKの銘版自体も錆びの緑青が黒ずんで見えないくらい
それに何より肝心のレンズは曇りなのか?拭き傷なのか?前から見ると白濁しており、シャッターは低速全滅
レンズボードのロックボタンを押してもわずかにふたが持ち上がるのみで、指で引き出すのも裏蓋を空けるのにもジャリジャリ感は到底カメラとしての精密感をスポイルするものでしかなったからである。

しかし、『これは安いから買うとき・・コンパーシャッターはすぐ直るし問題はレンズだけや。』
確かにそんな状態だから安かった。
よって先の言葉に背中を押され購入したのである。
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昨日忘年会で酔って帰ってその勢いでレンズ清掃すると、レンズ前面と中玉の汚れを取るとそれでクリアー!(喜
レンズをばらしたそのついでにコンパーシャッターもご開帳
本来ならシャッターを取り出すか、最低スローガバナーだけはベンジン浴で洗って注油すべきところレンズシャッターをそこまで分解するほど私にはスキルが無い。

仕方が無いので綿棒にベンジンを染み込まして拭ける所を清掃し、後はスピンドルオイルをベンジンで希釈して注油
これで無事シャッターも低速から高速まで完調となり、外装もアーマオールと錆び取で清掃してこのカメラで写真を撮りたい思いが出るまでになったのである。

最後に蛇足ながら、このカメラのテッサー付きはかの人類初のエベレスト登頂に成功したエドモント=ヒラリー卿がエベレスト登頂に携行したカメラであることをここに報告する。
また、製造台数は4000台あまりで、kodak-Anastigmat付きは1%に満たないレア物だとのweb情報があるが真偽の程は闇の中である。
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クラシックretinaのたたずまいを最後に・・
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by e-leitz-yasu | 2011-12-11 22:59 | クラシックカメラ