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露光計・・Rolleiflex3.5E with C.Z Planar75mmf3.5

別ブログで既出の写真で恐縮です。
露光計・・Rolleiflex3.5E with C.Z Planar75mmf3.5_c0160387_7294919.jpg
Rolleiflexの初めて電気露出計を搭載した3.5Eである。
搭載したといってもTTL(撮影レンズを通った光を図る方式)ではなく、ましてカメラの絞りとシャッター速度に連動しているものではない。
いわゆる単体露出計がカメラに組み込まれただけの、当時出始めの露出計内臓カメラと言われるものである。
メーターを忘れないという点においては有用だが、50年以上経過した現代から見れば当てにならないメーターでも動いていないと故障品として評価が低いだけでなくオーナーとしては何とはなしに悲しいのである。

そこでこの私のRolleiflex3.5Eである。
メーターは光に対して機敏とはいかないまでも反応しており、GOSSENの文字も何かしら信頼感を漂わせているのである。
露光計・・Rolleiflex3.5E with C.Z Planar75mmf3.5_c0160387_7393870.jpg
でそのメーター出た目で撮ってみた写真がこれである。
自宅近くの集合住宅の間を通る木々に覆われた遊歩道である。
確かにハイライトあり、影ありと難しい条件と言えば条件である。
しかし、このメーター出た目で撮ったネガフィルムを見てみると明らかなアンダー調子
ネガが薄い、つまり白っちょいのだ

通常弱った露光計であれば光に対して反応鈍く、およそ適性露出と言われるものよりオーバー露光と言われる光を取り込みすぎてネガフィルムとしては黒っぽくなるはずである。
なぜなら、光に対する反応が鈍ければ光は強くないとして絞りを開けるかシャッター速度を遅くする事を要求する。そうすると光がたくさん入って、結果ネガフィルムとしては黒っぽく感光すると思うのだ。
逆に白っぽいということは露光計は光が強いと判断したはずで、その時のメータの針は大きく触れたのである。
ここまで書いて、なんだかややこしくて頭がこんがらがるのを否めない。

この後のカットはいつもの感露出に切り替えてネガ濃度もほぼ揃っている。
私も製造後ん十年だがまだ脳内セレン光電池?は健康なのである(笑

このカメラとは、お互い足りないところを補ってやっていこうと語り合ったのである(笑

by e-leitz-yasu | 2011-07-01 07:55 | クラシックカメラ