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撮影スタイル・・Rolleiflex2.8C with C.Z Planar80mmf2.8

ずいぶん前に表題カメラの取扱説明書を手に入れたことは書いた。
その中に撮影スタイルなるものが載っているのである。
まぁ二眼レフカメラなので当然お辞儀をするように上から覗き込むスタイルは基本であるが、撮影画面が6×6のスクウェアつまり正方形なので人込みの中前方に被写体がある時には頭上高くカメラを逆さまにして下から画面を覗く方法もある。
そういやぁ古く大判カメラのスピードグラフィックなどが報道カメラの地位にある時にはこのローライも報道の一線級カメラとして活躍していたのである。
リー・ミラーの戦争写真は確かローライ二眼レフであることからも窺い知れる。

それとは別に、隠し撮りではないが撮りたい被写体に意識をさせずに撮りたい時には、横を向いて目の高に上げたカメラを横向きに構える事で相手と視線は合わさずに自然の姿を撮影できる。
同じく下を覗きこむように撮る時には当然目の高さに置いたカメラを下向きに構えるのである。
机上の料理や少し高いところから下を覗きこむようなところでの撮影がこれで出来る。

以上のような撮影スタイルが写真つきで説明書には載っているのである。
撮影スタイル・・Rolleiflex2.8C with C.Z Planar80mmf2.8_c0160387_8134587.jpg
ずい分前の葉桜見物時の写真である。
ご慧眼の通り、下を覗きこむように撮ってみた写真である。
35mmカメラであれば容易いアングルも、二眼レフもしくは一般的な中判一眼レフカメラでこのアングルを物にするのはいささか腕の強さが必要なのである(笑

他にも横向きにカメラを構えての覗き見写真などを撮ってみているが、しっかり相手の目線が来ており現代においては甚だ目だって極めて異質な撮影行為に見えていたに違いない。

これじゃ今更報道には使えんなぁ・・(笑

by e-leitz-yasu | 2011-04-30 08:20 | クラシックカメラ