スナップ!・・・Kodak Retina1 Type148 with Kodak-Anastigmat Ektar5cmf3.5

先日より古いカメラを持ち出している。
ドイツコダックが当時まだ新しい規格であった35mmパトローネ入りフィルムを拡販する目的で、ドイツ・ライカの数分の一、いや数十分の一の価格で売り出した表題のレチナである。
私は今、レチナは3台しか所有していないが、そのタイプ及びレンズ種類などを考え合わせると34機種100種類以上にものぼる機体があるのである。
今回取り上げたタイプ148は第二次大戦の戦前戦中にかけ製造されたもので、材質も良く今もって精密感がある。
レンズはシュナイダーのクセナーと同等のものが、アメリカ輸出の関係でアメリカコダックの高性能レンズであるEktar名になっている。
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盗み撮りではない。
腰掛けたベンチからノーファインダーで撮っている。いわゆるノーファインダースナップであるが、撮影対象・場所を選ばなければ巷間言われる盗撮になってしまう。

元来、こうしたコンパクトカメラの発祥は、誰でもが何処に居ても簡単に写真を撮る事ができるために発展してきた。その際たるものが現代のデジタルコンパクトカメラに繋がっていると思われる。

しかし、これも欧米発の何でもかんでも訴訟社会において 肖像権云々で人にカメラを向けることがタブーとされようとしている。
私は日本写真家協会が朝日新聞出版部から発刊している『スナップ写真のルールとマナー』を参考に カメラを衆人の目に晒し、極力顔が映りこまないように撮影するか、目顔や口頭で了解を取る。
ただし、市井の人々の自然な営みを撮るのがスナップと考えるといささか不都合でもある。
まぁ公共性の高い場所での写りこみは ある個人を望遠で狙ったりしない限り、法的にも問題はないと判例も出ているのだが・・

要は、もめそうな個人は撮影しない、撮影後にでも一声かける事でもめる事は案外少ない。
極端で厳格な日本人の性癖かもしれないが、今じゃ海外スナップの方が気楽に撮れて 国内スナップの方が緊張を強いられるのである。
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by e-leitz-yasu | 2009-11-08 10:50 | クラシックカメラ