修理完了?・・・Canon-P with CanonLens35mmf2.8

私には思い出深いレンズが2本ある。
まず1本目は、高校生時代に購入した一眼レフ用35mmf3.5。
これは、私がこずかいを貯めて始めて買ったキャノンの標準50mm付きAE-1の交換レンズとして購入したものだ。
元来一眼レフレックスカメラを購入する時は50mmレンズを標準レンズとして購入するのが当たり前で、この50mmレンズ1本で望遠レンズの代わりに被写体に駆け寄り、広角レンズの代わりに被写体から遠ざかるもしくは下から・上からデフォルメを強調する。
さらには、レンズを逆さまにカメラボディに押し付けて、擬似マクロとして利用した。

だが、後ろに引けない被写体の時や本来の広角描写がどうしても欲しい時があり、これも始めての交換レンズとして購入したものだ。35mmとはいえ、初めて本当の広角レンズを通した絵を見て随分と感激したものだ。
やはり自分の目では見えないもの、デフォルメはおもしろい。(ちなみに望遠のボケ具合は50mm標準でもある程度見ることができる。)

もう1本は、これも初めてレンジファインダーカメラ用広角レンズとして購入した今回取り上げたキャノンの35mmレンズである。
元々高校の一眼レフ時代から35mmレンズに慣れ親しんでいた私であるから、広角レンズに本来の強みを発揮するレンジファインダーカメラ用にどうしても欲しかったものである。当時はキャノンL2と同時に手に入れたのだが、L2は売却して今は無い。
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手に入れた当時は随分使用していたが、絞り羽根に油が出てf5.6からf4以上に開けようとすると羽根同士が引っ付いておかしな形になるようになりめっきり使用しなくなっていたのである。
また、より広角レンズを使うようになったのも使用しなくなった一因である。

今回、一昨日の夜・つまり文化の日の前の晩・なかなか寝付かれず、かねてより懸念であった本レンズの絞り羽根の油除去を思い立ったのである。
10枚ある絞り羽根であるからそのボケ描写は麗しいが、ここに油がこってりと乗っていたのである。
早速ばらして、絞りに到達・ベンジンで洗浄して動きを確認。
さらに鉛筆の芯をヤスリで細かく削り、絞りにまぶして完了した。

こうしてキャノンPに取り付けて、純正フードに純正ファインダーを驕り、純正の組み合わせを創ってみると最もしっくりきている気がするのである。
これでもう一度実戦復帰である。
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by e-leitz-yasu | 2009-11-04 07:39 | クラシックカメラ