タンバール・・・リコーオートハーフE2 with RICOH25mmf2.8
リコーのオートハーフとはこれまた懐かしいカメラである。
しかし昨今のトイカメラに代表されるホンワカした写りと、およそカメラらしからぬ外観がかわいいと女性の間でも人気が高い。
このカメラは25mm単焦点レンズが付いてパンフォーカス・ハーフサイズ、フィルムはぜんまいによる自動巻上げと
セレンによる自動露出も装備した、いわゆる素人使用を想定したカメラである。
しかし少しカメラに詳しい人間なら25mm単焦点レンズは、35mmフルサイズカメラに置き換えると35mm単焦点レンズと同じであり、ハーフの雄であるオリンパスペンであればその製造台数も少ない垂涎のオリンパスPenWと同スペックである事に気付く。
今回レンズ曇りが幸いしたか・盛大なフレアが幸いしたか、まるでライカのタンバールで撮ったような写真が出来上がったのである。
確かピント位置は2mか3m固定だったと思うので、アウトフォーカスのボケも一役買っている。
昨今のAFフィルムカメラやデジタルカメラにはまねのできない芸当であろう(笑
by e-leitz-yasu | 2009-10-16 12:45 | クラシックカメラ